今さら解説メタスコア【ゲームの購入基準のひとつに】

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今年も残すところごくわずかとなりました。
年末になるとゲームアワーズのゲームオブザイヤー受賞作品が決まることもあり、
「メタスコア」という単語を耳にする機会も増えますね。

今さらながらこのメタスコアの解説を備忘録的に行っていきます。

 

メタスコアとは?

 

テレビゲームの大型タイトルの発売の際やヒット作の続編発売の際に、
非常に良く耳にする「メタスコア」。
もともとは「メタクリティック」という名称のレビューサイトで示される集計結果のスコアでした。

メタクリティックは2001年から運営されている総合レビュー収集サイトで、
売却と買収を経て、現在はアメリカ三大メディアの一つである、
CBS(日本でいうところのTBS)の母体となるメディアコングロマリット「CBSコーポレーション」に管理されています。

 

https://www.metacritic.com/

 

言うまでも無くテレビ・PCゲームの批評レビューサイトとして広く知られていますが、
映画や音楽アルバム、TVアニメやテレビドラマなどなど、
複数のメディアの評価が公開されております。

昨今ではシリーズの制作プロジェクトの進退をはじめ、
発売会社の株価の上下にまで影響を与えるとして重要視され、注目されています。

 

メタスコアの決まり方

 

メタスコアはメタクリティックが勝手に決めているわけではなく、
複数の伝統的な批評誌や批評サイトの評価点をまとめて算出しています。

その上で単純な母数で割る「平均算出」ではなく、
それぞれの価値の重みを考慮した「加重平均方」を取って算出してスコアを出しています。

音楽の場合ですとビルボード公式やローリング・ストーン公式が含まれています。
映画だとウォール・ストリート・ジャーナルやタイム、
イギリスのガーディアンなども見受けられます。

たとえば音楽の場合ですと、メタクリティックが活動をはじめた2001年以降のものから収集されており、
それ以前にリリースされたものはあまりありませんが、
好きなミュージシャンやアルバムの評価が見れて結構おもしろいかったりします。

いずれにしても気になっているゲームの購入前の指標にしたり、
自分の好きなゲームの対外的評価を知れたりと読みごたえがあります。

レビューは英語ですが、
ブラウザの翻訳機能を使うなどすれば内容把握がかんたんに進みますのでおすすめです。

 

「メタスコア」と「ユーザースコア」の違い

 

メタクリティクスの出すスコアには二種類あります。
「メタスコア」と「ユーザースコア」です。

雑にまとめると、「メタスコア(プロ評価)」と「ユーザースコア(一般やファン)」の2大評価軸に分かれており、
内容の評価点も文章化してあるため非常に興味深いです。

ユーザーはアカウントを作れば誰でもどの言語でも採点してレビューを書き込むことができます。
ここに大きな乖離があるのも興味深いことになります。

例えばメタスコアが高くユーザースコアが低い場合だと、
作品の完成度としては高いけど、
「ユーザーの満足度は低い」、「運営が稚拙」、「SNSで炎上した」などが伺えます。

逆も然りで、メタスコアが低く、ユーザースコアが高いと、
作品の客観的な完成度は低いものの、
実際に体験したユーザーには好意的に受け止められているなどが伺いしれます。
熱烈なファンがいる証拠にもなるでしょう。

例えば2015年のゲームオブザイヤー作品となった『ウィッチャー3』は、
DLC追加シナリオ単体で高ユーザースコアを獲得していることでも知られています。
(あらためてバケモノソフトですね)

ちなみに点数とともに色が付与されており、
緑が良作、黄色が賛否両論、赤が否定的という三段階です。

さすがにメタスコア90やユーザースコア9を超えるもので両者に著しい乖離の無いソフトは、
「神ゲー」認定で間違いないでしょう。

高評価のソフトによっては、
「マストプレイ(Must play)」のエンブレムマークがついているものもあるので、
購入やプレイの背中を押してくれやすいかと思います。
視覚にも非常にわかりやすいですね。

 

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おわりに

 

年末や長期休暇前のセール時期など、気になっていたけどプレイできていなかったソフトや、
今まで知らなかったけどはじめて存在をしったソフトを目にしやすい機会かと思います。

どうしようか決めかねるそんなときにメタスコアを見てみると、
もう一押し背中を押してくれる存在になってくれるかもしれません。

とはいえ最終的な良し悪しを決めるのは自分自身ですので、
気になるソフト探しの一助に活用していきましょう。

 

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