ニンテンドースイッチのダウンロード専用ソフトには、
リーズナブルながらも遊びごたえのあるソフトがたくさんありますね。
今回はカプコンの『深世界Into the Depths』について、
10時間ほどプレイしたクリアレビューをしていきます。
この記事の目次
深世界Into the Depthsとは
『深世界Into the Depths』は、カプコンから2020年に発売されたダウンロード専用ソフトです。
深海を舞台に主人公以外の人類が滅亡した後を描く、
いわゆるメトロイドヴァニア系のアクションアドベンチャーです。
制作会社こそカプコンのため超大手ですが、
完全新規のダウンロード専用ソフトのため、
同ハードでの名作や超大作を遊んで疲れたところの合間のプレイにも非常にフィットする印象です。
難易度イージーのクリアだけですと、ちょうど10時間程度でクリアとなろうかと思われます。
深世界Into the Depthsの特徴まとめ
ジャンル | 深海探検アクション (メトロイドヴァニア系2D3Dアクション) |
---|---|
値段 | 税込1,990円 |
プレイ時間平均 管理人プレイ時間 |
10~15時間 10時間 |
カメラ視点 | 横スクロール |
ゲーム進行 | 探索型マップ切り替えあり |
攻撃アクション | 近・遠距離あり |
移動アクション | ジャンプ、海中ホバリング、クライミング等々 |
ボイス | 無し |
流血表現 | あり |
やりこみ要素 | あり レアアイテム収集、図鑑 |
深世界Into the Depthsの魅力
こだわりの音楽と高い没入感
本作の一番の魅力は非常に高い没入感です。
美麗な3D2Dグラフィックをはじめ、
厳冬の湖面や水中の音質にこだわって収録された深海音楽の中、ゲームが進んでいきます。
実際ゲームプレイ開始の際には、
ヘッドフォンやイヤフォンでのプレイの推奨が表示される力の入りようです。
水中の音と静かながらも耳に残るBGM、酸素管理の緊張感はつきまとうものの、
なんとも言えない癒やし効果が感じられる独特なゲーム体験ができます。
※ちなみに本編クリア後は、このこだわりのBGMをたのしめる「サウンドモード」がアンロックされます。
操作感も独特で非常にユニークな作りになっていますのでおすすめです。
非言語で進行していく独特の世界観
ポストアポカリプスな世界観からスタートします。
この世界では世界的な異常気象の発生に伴い地表が氷に覆われ、文明が崩壊。
人類が主人公である「潜海者」ただ一人以外、滅んだ後となっています。
主人公は潜海者として水中でひとり暮らす人物です。
ゲームプレイからすぐに実際の操作が可能となり、
氷から逃走がはじまります。
チュートリアル画面こそ解説文章はありますが、
本編では基本人間が主人公ひとりということもあり、
言語・文字での説明が無いことでより世界観が深まっています。
(厳密には我々には読めない文字が遺物の中に登場してきます)
謎が謎を呼び、さらに深くを目指して進み続けていきます。
最後には驚きと共に、胸がキュッとなってしまうこと確実です。
独自の操作性:水中・深海アクション
ゲーム目的として、より深い深海を目指していくゲームのため、
水中での動作がメインとなります。
(酸素のある空間も結構あります)
非常に独特な浮遊感・重量感のあるアクションを楽しむことができます。
この動きでさらに没入感が高まる印象です。
酸素ボンベが体力ゲージとなっており、
海底から酸素が漏れているポイントを発見して充填するか、
海底に放置されているボンベを入手することで回復を行います。
またボンベの残機は使い捨てであり、
海中でも落下ダメージが発生したり敵からの攻撃を受けるとボンベが破損してしまいます。
完全に破損するとボンベ残機が減ってしまいますので、
海中に放棄されているボンベを見つけてストックしましょう。
この酸素=体力管理が、ゲームの根底に常につきまとう独自の緊張感を生んでいます。
また酸素ゲージとは別に緑色の体力ゲージがあり、
このゲージがある間だけ海中の壁などを掴み続けることができます。
(『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』のがんばりゲージのようなイメージです)
また海中では海底の壁や障害物に捕まって、
水泳の際の蹴り足のようにして移動をすることもできます。
深世界Into the Depthsのゲームの進め方
基本的には地表の氷から逃げて、より深い深海を目指していくことがゲームの主軸になっております。
その道中では海中の岩盤の中にある鉱物資源を採掘し、
耐圧スーツを鉱物資源により強化してより深い海へ潜ることができるようになっていきます。
氷から逃げて探索できるエリアがより広がっていくのがまたおもしろいのです。
また武器でもあり採掘道具でもあり、
海中の山をクライミングする目的でも使用するメイン道具の「ギャフ」をはじめ、
道具を鉱物資源で能力を向上させていくことができます。
さらに攻撃的な深海生物とも遭遇するため、
攻撃をすることもできます。
海底の奥底に進むごとに放棄された機材や設備を発見することができ、
利用できるアイテムやアクションが徐々に増やしていくことができます。
一定まで進むとボス戦や探索エリアの切り替えも発生しますので、
ボリュームもなかなかのものとなっています。
深海生物図鑑や、隠しコレクションアイテムもあったりと、
やりこみ要素もばっちりです。
おわりに
世界観こそ非言語で表現されていますが、
手厚いチュートリアルやセーブポイントも要所要所に複数設置してあったりと丁寧で、
目的地についてもマップで常に確認が取れるためプレイまわりも親切に設定されています。
体感しないとわからない要素が非常に多いため、
メトロイドヴァニアをはじめ横スクロールのゲームが好きな方や静かなゲームが遊びたい方、
短時間でも遊べるゲームを探している方など非常におすすめです。
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